夢京都コラムColumn
着物でも似合う上着をご紹介【きものレンタル夢京都祇園店】
ちょっとしたお出かけや、大事なデートの際、着物を着ていつもと違う自分を演出するのもいいかもしれません。
しかし今にも降り出しそうな心許ない天気や、肌寒さがあるときは、着物に上着を着て出かけたいものです。
今回はショール以外にも着物に合う、上着の簡単コーディネートについて紹介します。
王道の着物アウターは羽織!
着物のアウターといえば羽織です。
洋服でいうところのコートだと思ってください。
羽織は元来男性が着ているものでしたが、江戸時代以降からは女性が着物の上着として着用するようになりました。
羽織の丈はさまざまで、短めの羽織から膝下まであるような長めの羽織もあります。
現在はやや長めの丈が主流となっていますが、気温によって変えても問題ありません。
羽織は前が開いているのが特徴のアウターですので、帯や着物の柄がよく見えるスタイルになります。
着物や帯と合わせてコーディネートできるのも、羽織をアウターに選ぶからこその楽しさといえそうです。
前が開いている羽織に対して、羽織紐というものがあります。
羽織の前を合わせて留める紐で、こちらも色やデザインが多く存在します。
他の小物に合わせたカラーを取り上げてもいいですし、アクセントをつけたいときにワンポイントカラーとして合わせるのも良いでしょう。
多少遊び心があってもおしゃれに見えます。
また、羽織には裏地がついているものと、レースなどの軽い素材でできているものがあり、季節によって使い分けができます。
袖がないポンチョは着物のときも重宝する
ポンチョは着物のアウターとして優秀です。
普段使いのコートやアウターは着物を着たときに袖がよってしまい気になりますが、ポンチョであれば袖がないタイプのものが多いため、気にならずに着用できます。
ポンチョは普段でも使えるので、洋服と和服両方に合いそうなデザインや素材を選べば、どのようなシーンでも活用できそうです。
特にウール素材のポンチョは、一着持っていれば肌寒い日でもポンチョ一枚で過ごせるほど暖かいので、そちらから選ぶのがおすすめです。
暖かすぎないものが欲しい場合や、デザインにバリエーションが欲しい場合は、混紡素材のポンチョをさらにもう一着持っていても良いでしょう。
価格はお手頃なものから値が張るものまでピンキリですが、和服に合うポンチョなら、多少お高めでも購入しておく価値があります。
ポンチョも前が開いているタイプやボタンなどの留め具がついているタイプがありますが、おすすめは前が開いているタイプです。
中の着物や帯を見せたいときは開けたままで、見せたくないときはポンチョのデザインに合わせたブローチなどで留めるとおしゃれの幅が広がります。
ブローチも何種類かあると帯や着物の色と合わせることもできるので、その日のスタイルや気分によって変えても良いでしょう。
雨予報のときは専用のレインコートを
着物専用のレインコートもあります。
ワンピースタイプのものと二部式がありますが、見た目が綺麗なのはワンピースタイプでしょう。
終日雨という日にもワンピースタイプがおすすめです。
上から下まですっぽりと包んでくれますし、二部式と違って重ねないので、スッとした佇まいになります。
レインコートを着る際はワンピースタイプでも二部式でも、首元が濡れてしまわないように、首元を覆えるようなものを持っているとさらに良いです。
レインコートの色にも種類がありますので、首元から覗かせる着物の色で変化をつけて楽しんでください。
また、雨の日は傘にもこだわりを持ってみると、より楽しめるかもしれません。
それでもやっぱりショールが好き!
見た目や暖かさで、ショールが一番という人もいるのではないでしょうか?
ふわふわとした素材のショールは目で見ても暖かさを感じ、実際に着たときの暖かさもありますから、寒い季節にピッタリです。
大ぶりのショールであればさらに暖かみが増し、首回りをカバーすれば小顔に見える効果もあります。
自分を引き立ててくれる上着としてもショールはおすすめです。
また、夏場のショールもおしゃれ感を出すのに最適です。
羽織と同様にショールにもレース素材のものがあります。
着物に合わせた色合いのレースショールは涼しげな印象を演出してくれますし、着物そのままよりもこなれ感が出ます。
レースの模様も可愛らしい模様だけではなく、シャープに見える模様もあるので選びがいがありそうです。
着物に合う上着は季節やシーンで選ぶと◎
ショール以外にも羽織やポンチョなどさまざまな上着があります。
着物初心者の場合、何を着たら良いのか悩んでしまうでしょう。
そんなときは季節や気温に合わせたコーディネートが一番です。
季節感を無視したコーディネートは周囲から浮いてしまうだけでなく、ダサく見られてしまいがちです。
そうならないためにも、まずはその日の天候や温度で調整するためのアウターとして何が最適か考えましょう。
持っているアウターが少ないのであれば、デザイン性の高い小物でカバーすると良いです。
羽織紐やブローチなどをワンポイントとして付ければ、それだけで着物が引き立ちます。
着物をより良く見せるコーディネートの近道は、上着やちょっとした小物にあるのかもしれません。