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着物で気分UP|出雲大神宮【きものレンタル夢京都祇園店】
出雲大神宮といえば、縁結びで名高い神社です。
日本一の縁結びと謳われているだけではなく、徒然草にも名前が登場するなど、古く由緒ある神社でもあります。
そんな出雲大神宮は「縁」に関係するスポットや、「縁」に由来するモチーフがいくつかあります。
それらを知った上で参拝すると、さらに気分もご縁もアップするかもしれません。
出雲大神宮の縁について、知っていきましょう。
出雲大神宮とはどんな場所?
引用元:https://photo53.com/izumodaijingu1.php
以前は出雲神社と呼ばれていた出雲大神宮は、元出雲、千年宮という別名もあります。
名前が多くて混乱しがちですが、出雲大神宮という名前だけでも覚えておくと良いでしょう。
そんな出雲大神宮が日本一の縁結びといわれているのは、御祭神が『だいこく様』であることが1番の理由です。
だいこく様は縁結びの神様として有名で、その「縁」は男女の恋仲だけにとらわれず、人と人の縁にまで及ぶとされます。
人々が互いの発展のための繋がることも縁とし、その縁を結ぶ神様であるとされているのです。
出雲大神宮の境内には、縁に関連する場所がいくつもあります。
良縁をもたらしてもらえるように、着物という正装で参拝し、巡ってみるのも良いかもしれませ。
出雲大神宮の縁に関するスポットとは?
出雲大神宮の境内には、縁に関連するスポットがいくつも存在します。
1つ目は「真名井の水」と呼ばれる、手水舎の裏手にある場所です。
湧きでている水は、御神体山の御蔭山から流れてくる清らかな霊水といわれています。
別名天下の名水と呼ばれ、日本一の縁結び神社から湧きでているとあって、飲めばご縁がありそうです。
2つ目のスポットは「大国恵比須舎」です。
真名井の水からほど近い場所に位置しており、社殿創建1305年を記念して建てられました。
祀られている2像は、本殿でも祀られているだいこく様と、笑殿社で祀られている商売繁盛の神様である恵比須様です。
ほかにも「夫婦岩」と「磐座」があり、夫婦岩は上述の二箇所から近くに位置しています。
出雲大神宮の縁結び守りには赤い糸が付いており、その赤い糸を夫婦岩の周りに結ぶと神様が幸せな縁を結んでくれるといわれています。
残ったお守りは常に身につけましょう。
磐座はほかの縁に関連するスポットから離れた場所にあります。
パワースポットとしても知られている場所ですが、立ち入り禁止区域があるので注意が必要です。
磐座は本殿裏の御影山を御神体としており、岩や水に運気が溜まっており、縁を呼び込む神力があるといわれています。
出雲大神宮でハートを探せ!
縁結びや運命の相手、恋愛の象徴といえば「ハート」を思い描く人も多いのではないでしょうか。
ここ出雲大神宮では、ハートに似た模様が境内のどこかに隠れています。
隠れたハートを見つけるといいことがあるという言い伝えも……。
恋愛成就や運命の相手を見つけるためにも、隠れたハートをぜひ探してみましょう。
ちなみにこのハートは猪目と呼ばれるもので、魔除けの意味もあります。
建築物をはじめとする身近なものにも使われる模様です。
諸説ありますが、古くから日本に伝わる縁起の良い模様なので、散策をしながら探してみると良いでしょう。
出雲大神宮と縁結び
引用元:https://photo53.com/izumodaijingu1.php
日本一の縁結びは出雲大神宮と知られていますが、縁結びといえば赤い糸を想像する人もいるでしょう。
実は出雲大神宮のご祭神であるだいこく様もまた、赤い糸と深い結びつきがあるのです。
神代の頃、夜毎美しい男性が姫君のところに通っていたそうです。
やがてその姫が子どもを授かり、相手の男性を知ろうとして赤い糸を服に結びつけその糸を辿ったとか。
そのさきにいたのがだいこく様だったといわれています。
赤い糸と縁結びは切っても切れない繋がりがあるのかもしれません。
また、赤い糸を結び良縁に繋がるための行事でも使われています。
毎月第四日曜日に行われる『えんむすびまつり』では、本殿で縁結びの祈祷が行われます。
その後に赤い糸を授かり、夫婦岩に結び良縁を願うのです。
夫婦岩にはたくさんの赤い糸が結ばれているので、結ぶ場所がわからないということはないはずです。
祈祷後、ほどけないようにしっかりと糸をくくりつけ、縁を祈ると良いかもしれません。
運命の人と出会えたら神前婚も……
出雲大神宮で参拝し、運命の相手に巡り会うことができたら、出雲大神宮で神前婚をするのも良いでしょう。
縁結びの神様の前で、結ばれた慶びを家族と共に祝い、これからの将来を誓うことに憧れを抱く人もいるのではないでしょうか。
出雲大神宮に参拝して良縁を結び、相手と式を挙げる……出雲大神宮で願えば、そんな運命にも恵まれるかもしれません。
着物で参拝して気分を上げる
神社へ参拝の際に着物で行くのはとても風情があります。
周囲の風景とも着物は馴染むのでおすすめです。
もしかしたら同日に参拝している人が運命の相手かもしれません。
「あのとき着物を着て参拝していたの」と話した際に、洋服よりも目立つので思い出してもらえる可能性もありますし、誰かの目に留まり、そこで縁が繋がるかもしれません。
なお、着物で行くのであれば、せっかくの縁結び神社なので、できるだけ疲れないように事前に準備しておくとよいでしょう。
着物は慣れないと大変と思うかもしれませんが、事前に長襦袢に半衿を付けておいたり、しつけ糸を取っておいたりといった準備をしておけば、当日焦らず、スムーズに着付けられます。
また時期によって扇子やショールなどの小物を用意して歩くことで、さらに快適に過ごせるはずです。