夢京都コラムColumn
着物を彩る首元のカギ【きものレンタル夢京都祇園店】
素敵な着物を着ていると、色々な着こなし方をしてみたくなりませんか?
でも、毎日違う着物を着るほど枚数も持ってはいないし、そもそも気に入った着物ばかりという方がほとんどだと思います。
せっかくですから、それらの着物を着用してさまざまな自分を演出したいですよね。
そこで今回は、首元をおしゃれに彩って、着物をもっと楽しめるテクニックをご紹介いたします!
衿で個性を光らせよう!
着物の衿元につけるアイテムと言えば、伊達衿と半襟です。
どちらも衿ではありますが、それぞれ目的が違い、使い分けることでさまざまな自分を演出するアイテムになります。
半衿とは
半衿は、長さ1m程で幅は15㎝程の一枚布でできています。
お化粧などで汚れやすい衿の汚れを防ぐために、長襦袢の衿に縫い付けるようになっていて、最近ではピンで留めるタイプなどもあります。
この半衿がないと衿芯が入れられないため、全ての着物に必要になっています。
無地から柄の入ったもの、レースタイプのものなどがあり、チラリと見える衿元を綺麗に見せてくれます。
参照元:https://nijiiro-kimono.com/furisode-guide/komono/726/
伊達衿とは
伊達衿とは、別の名を重ね衿と言います。
長さ1.2~1.3m前後で、幅は10~12㎝程の、裏地付きの二重仕立ての布でできている伊達衿。
着物の衿に直接重ね、何枚もの着物を重ねて着ているように見せるために使うものです。
半衿でも着物を華やかに見せてくれますが、その上から伊達衿を重ねると、着物と半襟の間にさらにもう一色入ることになるため、一層華やかな仕上がりに。
大抵の伊達衿は半衿よりもしっかりした厚手で、はっきりと存在感を示す艶やかな色合いのものが多くなっています。
参照元:https://magazine.kiraku-web.jp/half-collar-is-same-as-date-collar/
もっと美しく♡半衿5選
つけるだけでもっと美しくなれる、素敵な半衿を紹介します。
和の空気を感じて。
日本の文化でもある手毬や、金魚のようなデザインが施された半衿もあります。
和装ならではのデザインは、レトロな雰囲気でより一層おしとやかな雰囲気になれます。
モダンな個性を。
昨今人気のアシンメトリーな柄の半衿は、レトロな中にモダンな個性を感じさせてくれます。
人目を引きますが、モノトーンでシンプルな色合いのものなら、落ち着いた印象になります。
さりげない女性らしさをアピールして。
さりげない女性らしさをアピールするなら、ボリュームレースの半衿がおすすめです。
白もおすすめですが、チラリと見えるレースが黒なら大人の雰囲気を醸し出してくれます。
コントラストをきかせた合わせ方で、あえて目立たせて見せて。
繊細な上品さでラグジュアリーに。
美しい刺繍が施された、透け感を楽しめる半衿もあります。
繊細な刺繍が、より上品でラグジュアリーな雰囲気にしてくれます。
洗練されたデザインは、お出掛けにもピッタリです。
限定の可愛さを手に入れて。
寒さに震えることもなく、見た目もあたたかくなれるのが、ファーの半衿です。
冬限定で販売されていることが多いです。
少ししか見えなくても、ファーの異なった質感は印象に残るハズ。
特定の時期しかできないおしゃれを楽しんで♡
もっと可愛く♡伊達衿4選
つけるだけで華やかになれる、伊達衿を紹介します。
春のような愛らしさ♡
若々しくフレッシュな印象を与えたいならピンクの表地のものがおすすめです。
レースやパール、ラインストーンをあしらった、可愛らしさ全開の伊達衿もあります。
パステルカラーの着物と合わせれば、優し気な雰囲気を味わえるでしょう。
とことん可愛く♡
とことん可愛く見せたいのなら、ふりふりのボリュームレースがついた伊達衿が良いでしょう。
ボリュームレースが顔周りをより華やかに見せてくれるので、半衿が地味目なものでも、ワンランク上の可愛さにアップデートしてくれます。
キラキラとした輝きを味方につけて♡
もっと輝きたいと思う人には、大粒のラインストーンがたくさん並んだ伊達衿もおすすめです。
衿元で輝くラインストーンはインパクト大で、周りの視線を独り占めできそう!
ゴージャスな衿元を楽しんで。
シンプルでも存在感を♡
シンプルでも存在感のある衿にしたいなら、何枚か重ねられた伊達衿もあります。
布を重ねていることで数種類の色が見えるようになるので、襟元が一気におしゃれになります。
豪華な印象は、お祝いの席にもピッタリです。
挑戦したくなったらつけてみよう
さまざまな付け衿についてご紹介してまいりましたので、挑戦したくなってきたという人もいらっしゃるでしょう。
そこで、簡単にですが付け方をご紹介いたします。
半襟の場合
- 布を落ち着かせるため、半衿全体をアイロンがけします。
- 長襦袢の外側の衿から縫い付けます。
- 外側を縫ったら、内側も縫い付けます。
- 両方の縫い付けが完成したら、衿芯を長襦袢の衿に差し込んで完成です。
ここで気をつけたいのは、衿芯を差し込む場所です。
衿の外側に差し込むと、着物を着用した際に形が表に響いてしまうため、衿の内側に差し込むようにしましょう。
伊達衿の場合
- 着物の衿を折り返します。
- 伊達衿の中心、着物の衿の中心を合わせます。
- 中心をピンで留め、間隔をあけ左右にピンを留めし、三転留めにします。
- 伊達衿が綺麗に見えるように着用します。
まとめ
半衿も伊達衿も、着物のおしゃれの幅を広げてくれる素敵なアイテムです。
お手持ちの着物と合わせて、是非コーディネートを楽しんでください。