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夢京都コラムColumn

2020.04.24

自分で着物を着付けるときのポイント【きものレンタル夢京都祇園店】

自分で着物を着付けるときのポイント【きものレンタル夢京都祇園店】

 

「着物で気軽にお出かけしたい」「着物を着ている人に憧れるけれど、自分ではなかなか着付けができない」という人もいるのではないでしょうか?

実際は、慣れるまでは着付けが難しいというよりも、洋服に比べて面倒だと感じる人が多いようです。

早く着物に慣れるためには、どのような点に気を付ければ良いのでしょうか?

今回は、自分で着物を着付けるために大切なことについてお話しします。

 

 

自分で着付けるために必要な準備

 

 

洋服とは異なり、着物の着付けには必要な小物がたくさんあります。

そのため、普段から着物を着る習慣がない人でも、事前に最低限必要なものを準備しておいてください。

着物を着付けている途中で、あれがない、これがない、とならないように準備することが大切です。

 

着付けに必要な小物

 

はじめに、小物類をすべて揃えてしまいましょう。

一式揃えるとなると数が多く、抜けが生じやすいので、十分に注意が必要です。

同じものでも複数個必要となるものもあるので、数が足りなくならないように揃えてください。

 

・足袋

・腰紐4本:長襦袢用1本、着物用2本、帯用1本

・フェイスタオル2枚:補正用

・伊達締め2本:長襦袢用1本、着物用1本

・衿芯

・着物クリップ:大小それぞれ1つずつ

 

次に、帯と帯締めに必要な小物を準備します。

 

・帯

・帯板

・帯枕

・帯揚げ

・帯締め

 

すでに帯用の腰紐は小物で準備しているので、ここでは記載しません。

最後に、着るものを準備します。

 

 

・肌襦袢

・長襦袢

・着物

 

このほかにも、下着として和装用のブラとショーツを用意すると良いでしょう。

着物を着るときは、胸をなだらかにしなければなりません。

そのため、普段使用しているブラジャーとは異なったものが必要になります。

もし、和装用の下着がないのであれば、カップ付きのキャミソールと線が外にひびきづらいショーツを用意しておきましょう。

 

着る前には、長襦袢の衿に衿芯を通す、帯枕に帯揚げを付けるといった下準備をしておくと、着るときに負担が軽減されます。

 

 

準備が整ったらいざ、着付け!

 

 

着付けは、和装用下着→肌襦袢→長襦袢→着物の順番で行われます。

着物を着てからだと動きが制限されるので、体を折り曲げないと履けない足袋は、和装用下着を身に着ける段階で履いておきましょう。

 

和装用の下着を着用したら、肌襦袢を着ます。

肌襦袢は、ワンピースタイプのものだととても簡単に着られるのでおすすめです。

肌襦袢の前に補正が必要な場合は、補正をします。

着物を着る際には、くびれを少なくする必要があるからです。

くびれが目立つという人は、タオルを折りたたみ、お尻の上のくびれ部分で固定します。

このときタオルを当てすぎると太って見えてしまうので、注意してください。

補正がうまくできそうもない場合は、市販の着物用補正グッズを使用しましょう。

マジックテープで固定できるため、タオルよりも楽に補正ができます。

 

肌襦袢の次は、長襦袢です。

長襦袢は事前に衿芯を通してあるので、そのまま着用するだけです。

長襦袢を正しい位置に当てて、右手で押さえながら腰紐を締めます。

腰紐を締めた後に、伊達締めという順番です。

腰紐と伊達締めを締めた後は、毎回衿を抜くようにしましょう。

拳一つ分くらいの隙間があると上品に見えます。

 

長襦袢まで着用できたら、着物の出番です。

 

着物を着る際にも、腰紐と伊達締めが必要になります。

すぐに手が届くところに吊るしたり、置いたりしておくと着付けがスムーズになるでしょう。

着物は、長襦袢の上に重ねるように着ていきます。

一度腰紐で留めた後に、お端折りを取ります。

このとき、着物がボコボコにならないように、綺麗に伸ばしながら取るのがポイントです。

お端折りを取ったら、再び腰紐で留めていきます。

全体的にシワを伸ばしてから伊達締めを締め、帯板で留めたら、帯までの準備が完了になります。

 

 

帯は簡単な結い方から始める

 

 

自分で着物を着付ける際に大変なのが、帯を結う作業です。

簡単にできるのが、一重太鼓結びと呼ばれる結い方です。

難しい結い方に初めからトライしないのが、自分で着付けるために大切なポイントになります。

 

帯を結ぶときは、帯を回すというよりも、自分が回って帯を前に持ってくるイメージで結びましょう。

帯を結ぶ際に、ここでも必要になる小物はすぐ手の届く場所に置いておくと便利です。

二巻き目を斜めに締めたところで、仮紐で留め、クリップを取り出します。

手先をクリップで留めてから、太鼓を作ってください。

このとき帯揚げと帯枕を使うので、こちらも忘れずに準備しておきましょう。

 

 

自分で着物を着付けるために大切なこと

 

 

詳細は省きましたが、着付けの際に大切なのは事前準備です。

着付け方法がわからなくなった場合、動画を観て復習することもできますが、必要な小物を探しながら動画を観て着付けを行うのは簡単ではありません。

手の届く範囲にすべての小物を用意して、動画に集中できるような体制を取っておくと安心です。

また、一つずつの動作を練習しておくのも良いかもしれません。

特にお端折りや帯を結ぶ作業は、誰でもすぐにできるようになるわけではありません。

失敗もするでしょう。

何回か自分で着付けられるようになれば、次第に着付けが楽しいと感じられるようになるはずです。

着物を普段着にできるくらい、楽しみながら練習してください。

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