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ハート型の窓で写真映え|正寿院【きものレンタル夢京都祇園店】
京都にはさまざまな建築物やスポットが存在しますが、なかでも可愛らしく写真映えするのが、正寿院ではないでしょうか。
正寿院は客殿にハート型の窓が存在し、その見た目によってたちまち人気が出た寺院です。
そんな正寿院の魅力に迫ります。
正寿院はお茶で有名な街にある
ハート型の窓で有名な正寿院は京都の宇治田原町にあります。
宇治田原町は日本緑茶発祥の地のため、お茶に関連するスポットがあり、季節によっては茶摘み体験などもすることができるのです。
日本緑茶の祖といわれる永谷宗円を明神とした社もあるので、正寿院に行った際にはお茶関連のスポットにも足を伸ばしてみるとよいかもしれません。
正寿院は古くからある寺院で、約800年も前からあるといわれています。
重要文化財に指定されている不動明王坐像は鎌倉時代に作られたもので、長い歴史があるのがわかるはずです。
そんな正寿院は夏になると、2,200以上の風鈴が境内を埋めつくす風鈴祭りが行われ、涼やかな音色が参拝に来た人迎えてくれます。
風鈴には全国各地のご当地風鈴もあり、その風鈴を見て楽しむこともできます。
風鈴祭りの期間中であれば風鈴絵付け体験もできるので、風鈴の音色や柄を堪能したあとは自身で絵付けしてみるのも楽しめそうです。
正寿院の猪目窓とは?
引用元:https://photo53.com/shojuin-ujitawara.php
正寿院のハート型の窓は、正しくは猪目窓(いのめまど)という名前です。
ハート型は猪の目に似ていることから猪目とも呼ばれており、それが由来となっています。
この猪目窓は写真映えし、日が差したときにハート型が床に映る「幸せのおかげ」と呼ばれるものが見えるそうです。
また、季節によって、猪目窓から見える景色は表情を変え、春にはハートから覗く桜が、夏には新緑の緑が見えます。
秋になると紅葉の赤が見えるので、ハートが赤く染まってさらに美しく映るでしょう。
また、冬は静かな雪景色を猪目窓から眺めることができます。
ちなみにこの猪目窓は、則天の間と呼ばれる客殿にあります。
もともと猪目自体は古くから伝わる日本伝統文様で神社やお寺の装飾として利用されていました。
災いを退け、福を招く縁起のよいモチーフでもあるのです。
癒しの空間もある!
引用元:https://photo53.com/shojuin-ujitawara.php
正寿院の客殿には猪目窓のほかにも見どころがあります。
着物を着て散策するのに疲れたら、客殿の天井を見上げて休憩してみるのもよいでしょう。
天井には花と日本の風景をテーマに描かれた160枚にも及ぶ天井画があり、見ごたえは抜群です。
場所が空いていたら寝転んで天井を眺めてもよいそうなので、疲れたとき、癒しを求めたいときにはぜひ上を見てみるとよいでしょう。
正寿院で体験できる催しは?
せっかく正寿院まで足を運んだのであれば、隅々まで堪能したいところです。
景色・風景はもちろんのこと、体験を行なっているので、それも受けてみるとよいでしょう。
体験は5種類あり、季節や時期によって行なっていない場合もあります。
事前に確認と予約を入れておくことをおすすめします。
ヨガ
正寿院に広がる自然を眺めながらできるヨガです。
一般的なヨガスタジオと異なり、風を感じたり、緑を見たりしながらできるので、気持ちを落ち着けたいときにはよいかもしれません。
ただし、着物で正寿院に行くのであれば着替えが大変になるので、「自然の中でヨガをしたい!」と思った場合はまた別日程で体験するとよいでしょう。
腕輪数珠作り
天然石の意味を学びながら作れる、腕輪数珠作りも開催されています。
石の色や種類も豊富なので、良い意味をもった腕輪数珠を作るのも、着物の色やデザインも考慮した腕輪を作ってみるのもよいのではないでしょうか。
形に残るものなので、正寿院へ赴いた記念として作るのも◎
写経体験
「お寺といえば写経や座禅!」と思う人もいるはずです。
写経は正寿院でも行なっているので、精神集中したい人や雑念を取り払いたい人は挑戦してみるとのめり込んでしまうかもしれません。
写経の最後には願いを書く欄があるので、一筆ずつ丁寧に写経を行い、願いごとを書いてみましょう。
写仏体験
写経体験は別の寺院での経験がある人もいるかもしれませんが、写仏体験は珍しいと感じるのではないでしょうか。
写仏はその名の通り、仏像を好きな色の筆ペンなどでなぞり描くものです。
写経同様集中して行えるので、俗世と離れたい、落ち着きたいと考えている人におすすめできる体験の一つとなっています。
風鈴絵付け
風鈴祭り期間中のみ開催しているのが風鈴絵付け体験です。
暑い季節は涼しげな風鈴の音を聞くと、その暑さも軽減するといわれています。
風鈴祭りでは2,200を超える風鈴が境内にあるので、さまざまな音色を聞きながら絵付け体験を行うのも風情がありますね。
ハート型の窓と一緒に写真を
正寿院には猪目窓以外にも見どころがたくさんあります。
ですが、猪目窓目当てで行くのであれば、写真撮影はマストです。
映えるハート型の窓は単体で撮るのもよし、着物を着て外の風景を写しながら風流さを演出して撮るのも良いでしょう。
季節だけではなく、時間帯を気にして「幸せのおかげ」も目に焼き付けてください。
日本の古くから伝わる建築模様を、日本ならではの服装で見る景色は、何年経っても心に残るはずです。