夢京都コラムColumn
京都を日帰り観光!着物でも回れる人気スポット特集
京都は観光名所や人気スポットが多く存在しているため、どのエリアを散策しようか迷ってしまう人もいるのではないでしょうか。
1日の間に回れる距離や時間は限られているため、特に日帰りならできるだけ効率よく観光したいと考える方も多いはずです。
今回は着物で京都を散策するのにおすすめの、日帰り観光にも使える人気スポット特集を紹介していきます。
写真映えスポットをのんびり散歩!
千本鳥居で有名な伏見稲荷大社は、京都を代表する歴史的な場所です。
伏見稲荷大社そのものが写真映えスポットとして知られており、ここからさらにさまざまな写真映えスポットへアクセスもできます。
これから紹介する場所は徒歩で行くことができるので、伏見稲荷大社から始まる散策コースを、ぜひ着物でのんびり歩いてみてはいかがでしょうか。
伏見稲荷大社
1300年以上の歴史ある神社であり、全国に30,000社はあるとされている稲荷神社の総本宮です。
地域の人たちや、観光に訪れる人たちからは「おいなりさん」という名称で親しまれています。
なかでも一際目を引くのは、朱塗りの千本鳥居です。
江戸時代以降、「願い事が通るように、もしくは通ったというお礼を込めて鳥居を奉納する」という習慣ができたため、これだけの数の鳥居が集まったとされています。
伏見稲荷大社の境内には、多くの狐が鎮座しており、その姿は愛嬌のあるものが多く存在します。
姿形や、咥えている小物が異なっているので、探すのも楽しみ方の一つといえそうです。
また、絵馬も狐にちなんだ形をしており、顔は自由に描けるため、参拝者が描いたさまざまな顔の絵馬が並んでいます。
ほかにも国の重要文化財に指定されている楼門など、伏見稲荷大社の見どころはたくさん存在します。
東福寺
伏見稲荷大社から、徒歩15分程度の距離にあるのが東福寺です。
東福寺は紅葉の季節が見頃といわれており、通天橋から見下ろす景色は一見の価値があります。
方丈北庭という東福寺を代表する名庭もあり、石と苔の調和が表現する日本の美はぜひとも見ておきたいものの1つです。
国宝や重要文化財も多く所有しています。
国宝である三門は保護のため、直接通ることができませんが、横を通って移動することは可能です。
絶景スポットがいくつかあるので、そちらも必見です。
特に紅葉の時期であれば、美しい朱色に染まった紅葉の絨毯が見られるのではないでしょうか。
三十三間堂
東福寺から徒歩20分もしないでたどり着くことができるのが、三十三間堂です。
名前を聞いてパッと思い出せない人がいるかもしれませんが、千手観音坐像で有名な仏堂です。
正式名称を蓮華本院本堂で、本尊が千手観音になります。
国宝にも指定されている建物で、木造建築物としては、世界的にも珍しい長さを誇っているのが特徴です。
三十三間堂は、本堂の柱と柱の間を数えると33になるという由来からきておりますが、外部から数えたときの柱の間は35になります。
千手観音坐像や、風神雷神と二十八部衆など国宝指定の仏像が鎮座しているので、これらを見るために訪れる人も多いです。
1,100体にも及ぶ千手観音坐像が飾られており、そのなかに会いたいと思う人に似た顔が必ずあるといわれています。
京都国立博物館
三十三間堂からすぐ近くにあるのが、京都国立博物館です。
この博物館は120年以上の歴史がある博物館で、開館以来貴重な文化財を展示してきた場所となっています。
平成知新館のギャラリーでは、国宝である仏像や絵巻、仏画などさまざまな時代のものを鑑賞することができます。
また、陶磁や考古遺物なども見ることができるので、歴史に興味がある人や、国宝をじっくり鑑賞したい人にはおすすめのスポットです。
優雅に京都観光をしたいなら貴船鞍馬エリアがおすすめ
貴船鞍馬エリアは、夏でも涼しく過ごせる避暑地として人気のあるスポットです。
特に夏の時期に開催される納涼床は、猛暑といえる京都の夏でも涼みながら食事ができるとして重宝されています。
特に貴船の納涼床は川に近く、足がつきそうなくらいの位置に設置されているのが特徴です。
川のせせらぎや木漏れ日を感じながらできる食事は優雅といえます。
また、鞍馬も涼を感じさせてくれる場所の1つです。自然が多く、木陰が多くあります。
また、有名な観光スポットには、義経が幼少期に修行を積んだと伝えられている鞍馬寺があります。
パワースポットとしても人気の場所で、鞍馬寺のなかでも本殿金堂前は、もっとも強いパワーがあるといわれます。
宇宙と一体化できる修行の場ともいわれており、本殿金堂前の六芒星付近では、宇宙のパワーを取り入れようとしている人の姿も見られるそうです。
着物で観光する際は計画的に
京都を着物で観光することに、憧れを抱いている人もいるかもしれません。
京都の街並みに着物姿はマッチしており、写真におさめるのにも向いているでしょう。
ですが京都は、着物で観光する際はしっかりと計画を練って訪れた方が良い場所でもあります。
観光する場所が多く存在するため、1日にたくさんの場所を回りたいと考える人もいるでしょう。
ですが、普段から着物に慣れていないと疲れてしまったり、普段以上に歩く時間がかかってしまったりします。
その点をしっかりと考慮して計画を練ることで、京都観光を満喫できるでしょう。