Kimono rental in Kyoto: Kimono Rental ‘Yume Kyoto’ Kodaiji Store near Kiyomizu Temple.

Kyoto Kimono Rental Yume Kyoto Kodaiji Store > 夢京都コラム > 着物で行くと入場無料!?二条城の魅力をご紹介

夢京都コラムColumn

2020.06.27

着物で行くと入場無料!?二条城の魅力をご紹介

着物で行くと入場無料!?二条城の魅力をご紹介

 

京都中京区に位置する二条城は、徳川家康の時代からある建造物です。

名勝に選ばれた庭園や、江戸時代の生活様式を知ることができる御殿など、歴史や江戸時代に興味がある人にとって、見どころ満載の場所といえるでしょう。

障壁画や欄干彫刻の美術品を見て楽しみたい人にもおすすめできる二条城は、着物で行くと入場料が無料になる時期もあります。

今回は、そんな二条城の魅力について迫ります。

 

 

二条城が入場無料?着物で散策しよう

 

引用元:https://photo53.com/

 

二条城は、行事やイベントの際に和装で訪れると、入場料が無料になります。

常に無料というわけではなく、特定のイベント時に割引されるようになっており、ホームページやイベント情報サイトなどでの確認が必要です。

過去に無料になったイベントには、二条城桜まつりがあります。

一ヶ月近く開催される春のイベントで、約50種300本もの桜を楽しむことができます。

夜は、建物や桜がライトアップされ、幻想的な世界を堪能できます。

二条城は、徳川家康が大名に建築を課したのが始まりと伝えられています。

正式名称は元離宮二条城で、近代においては皇室の離宮として使用されたこともあります。

城内が史跡に登録されているだけではなく、国宝や重要文化財、特別名勝にも指定されており、見どころ満載です。

徳川家康の賀儀や徳川慶喜の大政奉還が行われたことから、江戸幕府の始まりと終わりの場所とも伝えられています。

また、大正天皇即位の儀式として即位礼の饗宴場としても使用されました。

 

 

二条城の魅力はどのような場所?

 

引用元:https://photo53.com/

 

上述の通り、二条城は国宝や重要文化財をはじめとする、歴史的価値がある建物や障壁画を所有しています。

名勝指定されている庭園もあるので、たくさんの魅力が集まった場所といえるでしょう。

 

国宝二の丸御殿

 

二の丸御殿は、6棟の建物からなる建物で、江戸時代初期に完成しました。

書院造りの代表例として、日本建築史に残る重要な遺構といわれています。

国内の城郭に残る唯一の御殿群として、国宝指定されています。

二の丸御殿のなかは、日本絵画史上最大画派による障壁画、飾金具などによった装飾で、まさに豪華絢爛といえる空間が広がっているのです。

二の丸御殿の廊下は「鶯張り」と呼ばれており、人が歩いて通るたびに鳥の鳴き声に似た音が聞こえます。

目かすがいと釘の摩擦によって鳴る音で、知らずに通ったら本当に鳥の鳴き声が聞こえたと思う人もいるかもしれません。

障壁画は寛永期のものを含み、3,600面にも及ぶ数が残されています。

昭和時代にその内1,016面が国の重要文化財として指定されました。壮大な障壁画も二条城の魅力の一つといえるでしょう。

 

本丸御殿

 

本丸御殿はもともと、徳川家光が後水尾天皇を迎えるために建てたものです。

ですが天明の大火により焼失してしまいます。

幕末に徳川慶喜が建て直したものの、明治に入った段階で取り壊されています。

再び建て直しはされておらず、現存する本丸御殿は1847年に京都御所の北側に建てた御殿の主要部を、明治天皇の意向で移築したものとなっているのです。

当時は、天皇家の離宮として、二条城が利用されていたためだと伝えられています。

そのことから本丸御殿は、江戸時代における宮家の生活空間を知る貴重な例として、国の重要文化財に指定されています。

当時の住宅建築は、全国を見てもほとんど残っておらず、重要な建築物となっているためです。

移築後には、大正天皇が皇太子時代に10回ほど滞在されたと伝えられており、離宮としての役割を果たしたそうです。

本丸は玄関、御書院、御常御殿、台所及び雁の間の4棟で構成されている建物となっています。

なお、本丸御殿は保存修理工事が行われており、現在閲覧ができない状態になっています。

 

 

庭園

 

二条城には、特別名勝に指定された二の丸庭園、本丸庭園、清流園が存在します。

二の丸庭園は、二条城が建てられた当時の庭園を再現したものです。

再現される前には、多くの改修があったといいます。

二の丸庭園は二条城が建てられた際に作られた立派なものでしたが、天皇行幸のために庭園内に建築物が建てられることになり、当時の意図とは違う景観になりました。

その後使う人がいなくなったために荒廃することになり、徳川慶喜の時代にはすっかり荒れ果てたものになっていたといいます。

その後、二条城の管轄が宮内庁になってから、5回以上改修が行われ、現在の姿になっています。

昭和14年に名勝指定、28年には国の特別名勝指定をされ、京都の文化的資産と観光地なったのです。

本丸庭園も、二の丸庭園に引けを取らない景観となっています。

ただ、二の丸庭園と違って残された史料が少ないため、当時はどのようなものであったかは不明な点も多く存在するようです。

現在の庭園は、明治時代に完成した芝庭風建山式庭園と呼ばれるもので、芝生や柔らかい曲線の園路が見る人に癒しを与えてくれるものとなっています。

清流園は昭和40年に造営された庭園で、鑑賞というよりも実用的な庭園となっています。

和洋折衷庭園で、現代らしい造りです。

 

 

着物でのんびりと二条城をまわってみて

 

 

二条城は、のんびりと見学しても2時間程度で回ることができます。

興味がある建築物や、障壁画などがあれば、もう少し時間を設けても良いかもしれません。

着物を着ることで、二条城の雰囲気にマッチしますし、時期によってはお得に入館できるので、タイミングを見て、足を運んでみると良いでしょう。

一覧へ戻る